ワーキングホリデーに行こうと考えたとき、多くの人が楽しみにするのは海外生活や出会い、自由な時間です。一方で、心のどこかに必ず浮かぶのが「帰国後の仕事はどうなるんだろう」という不安ではないでしょうか。
ニュージーランドワーホリは、語学留学とも海外就職とも違う立ち位置にあり、帰国後のキャリアが分かりにくいと感じやすい制度です。そのため、行く前から「キャリアが途切れるのではないか」「履歴書にどう書けばいいのか」と悩む人も少なくありません。
しかし、実際にはワーホリ後のキャリアは一つの形に決まっているわけではなく、考え方や動き方次第でいくらでも広げることができます。
この記事では、ニュージーランドワーホリ後に多い進路の考え方や、帰国後の仕事探しの現実、そしてワーホリで身につけたスキルをどう活かせるのかを、できるだけ具体的に整理します。これからワーホリに行く人にも、すでに帰国を意識し始めている人にも役立つ内容を目指しています。
ワーホリ後のキャリアが不安になりやすい理由
「遊んできたと思われるのでは」という不安
ワーホリ後のキャリアを考えるとき、多くの人が最初にぶつかるのが「企業からどう見られるか」という視点です。海外に長くいたことが、遊びや逃げだと思われるのではないかと心配になる人は少なくありません。
特に日本では、決まったレールを外れることに不安を感じやすい文化があります。そのため、ワーホリという選択自体に引け目を感じてしまうこともあります。ただ、この不安は、ワーホリ経験そのものよりも「どう説明するか」が整理できていないことから生まれる場合が多いです。
ワーホリは職歴に入るのか分からない
ニュージーランドでのカフェやファーム、工場などの仕事が、日本の転職市場でどのように評価されるのか分からず、不安になる人もいます。
正社員ではない働き方が多いため「キャリアとして弱いのではないか」と感じがちです。
しかし職歴として評価されるかどうかは、職種よりも「そこで何を学び、どう行動したか」を説明できるかに大きく左右されます。仕事の形だけで判断する必要はありません。
帰国後の自分を具体的に想像できない
ワーホリ中は目の前の生活で精一杯になり、帰国後の生活を具体的に考える余裕がなくなることもあります。その結果、帰国直前になってから焦りを感じてしまう人も多いです。
将来像がぼんやりしたままだと、ワーホリ経験をどう活かせばいいのか分からず、不安が大きくなりがちです。
ワーホリ後に多いキャリアの選択肢
日本で再就職するケース
もっとも多いのが日本に帰国して再就職するケースです。新卒や第二新卒として就職する人もいれば、社会人経験を経てからワーホリに行き、再び同じ業界に戻る人もいます。
この場合、ワーホリ経験が直接スキルとして評価されることもあれば、間接的に人柄や行動力として評価されることもあります。重要なのは、ワーホリ期間を空白にせず、経験として言語化することです。
海外経験を活かせる仕事に進むケース
英語を使う仕事や、海外とのやり取りがある仕事を選ぶ人もいます。必ずしも高い英語力が求められるわけではなく、海外経験そのものが評価されることもあります。
この進路では、完璧な英語よりも「英語環境で働いた経験」や「異文化の中で行動した実績」が強みになります。
ワーホリをきっかけに働き方を変えるケース
ワーホリを通して、日本にいた頃とは違う価値観を持ち、働き方そのものを見直す人もいます。フリーランスやリモートワーク、複業といった選択肢に目を向ける人も少なくありません。
この場合、ワーホリはキャリアの寄り道ではなく、方向転換のきっかけとして機能します。
ワーホリで身につくスキルの活かし方
英語力よりも「伝える力」を活かす
ワーホリ後のキャリアで活かせるのは、必ずしも流ちょうな英語力だけではありません。
伝わらない中でも工夫して話す力、相手の意図をくみ取ろうとする姿勢は、どんな仕事でも役立ちます。
日本語環境では見えにくいこの力は、実際に海外で生活した人だからこそ身についているスキルです。
行動力と適応力を言葉にする
知らない土地で住む場所を探し、仕事を見つけ、人間関係を築いた経験は、それ自体が大きな強みです。
環境の変化に対応しながら行動した事実を、具体的なエピソードとして説明できると、説得力が増します。
単に「海外に行きました」ではなく「どんな状況で、どう動いたか」を整理することが重要です。
自分なりの軸を見つけて伝える
ワーホリ後のキャリアで評価されやすい人は、経験を通して何を大切にするようになったかを語れる人です。
働き方、人との関わり方、挑戦への向き合い方など、価値観の変化は大きな材料になります。
企業は、完璧な経歴よりも、その人がどんな考えで行動する人なのかを見ています。
体験談:ワーホリ後に見えたキャリアの形
私自身も、ワーホリに行く前は「帰国後に仕事が見つからなかったらどうしよう」と強い不安を感じていました。現地では目の前の生活に必死で、将来のことを考える余裕がなかった時期もあります。
帰国後、すぐに理想の仕事に就けたわけではありませんが、ワーホリ中の経験を振り返り、どんな場面で工夫したか、何に悩み、どう乗り越えたかを整理しました。その過程で、海外経験そのものよりも、自分の考え方や行動の変化が評価されていると感じる場面が増えていきました。
ワーホリは、キャリアを完成させる場所ではなく、自分を知るための時間だったと今では思っています。
まとめ:ワーホリ後のキャリアは自分で形を作れる
ワーホリ後のキャリアに、決まった正解はありません。帰国後に日本で働く人もいれば、海外に関わる仕事を選ぶ人、働き方を変える人もいます。
大切なのは、ワーホリを「何となくの空白期間」にしないことです。どんな経験をして、何を感じ、どう変わったのかを自分の言葉で整理できれば、キャリアは必ずつながっていきます。
不安を感じるのは、それだけ真剣に将来を考えている証拠です。ワーホリはキャリアの終わりではなく、新しい選択肢を増やすための時間です。自分の経験を信じて、次の一歩につなげていきましょう。


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